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社労士の試験対策を独学で行う場合、試験対策本といってもかなりの書籍数が出ており、どれにしようか迷われる方も結構多いかと思います。
特に社労士試験の試験対策本の場合、通常の資格試験対策向けのテキストに加え、出題形式に対応した問題集や法改正・白書対策などの年度毎に特化した対策など、大きく分けて以下の5つの種類に分類出来るかと思いますので、それぞれで書籍を探して購入していかなくてはなりません。
それぞれで自分に合うテキストを探すってのもなかなか骨を折る作業となりますが、出版社によっては上記のテキストの種類を含んだ1つのシリーズとして出しているところもあります。
シリーズモノで揃えるメリットとしては、「いちいち選ばなくていい」「テキスト間の解説内容のブレが少ない」といったことが挙げられるので、1つのシリーズでまとめ買いされる方も多いです。
そこで、本記事では社労士試験の対策本シリーズの中で評判のよいものを5つピックアップし、巷の口コミ・評判などを交えながらご紹介していきたいと思います!
これから参考書・テキストを探される方はぜひ参考にしてください!
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(2022.10.16)
書籍の情報については2023年度試験向けにアップデートしております!直前対策、予想模試などの現時点で最新年度の書籍が未発売のものについては発売され次第情報更新していきます!
なお、2022年度までにおすすめシリーズとして挙げておりました「ごうかく社労士」シリーズ(中央経済社)、「うかる! 社労士」シリーズ(日本経済新聞出版社)、「合格のミカタ」シリーズ(大原出版)については、今の時期で基本テキストがリリースされていなかったり、その辺りの情報が出ていなかったため当記事のおすすめシリーズからは除かせてもらってます。
現在(2021年11月時点)、書店で一番売れているのがTAC出版の「みんなが欲しかった!」シリーズです。
2016年度までは「ナンバーワン社労士」というシリーズ名でしたが、2017年度向けより名前を一新しさらに読みやすい構成・内容にリニューアルしてます。
入門書/基本テキストはフルカラー&イラスト解説多めとなっており、初めて社労士の勉強をされる方も読み進めやすい作りになってます。基本テキストは全科目が1冊に集約されてるタイプとなっているため、かなり分厚くなってますが2つに分冊出来るタイプ(労働関係科目と社会保険関係科目で分けられる)となってますので、持ち運びにも適してます。
なお、シリーズ全部を購入するとかなりの金額になってしまうのは、速攻マスターCD、総まとめDVDが結構なお値段となってますので、節約をするならこの2つを省いた残りで行けば、2万円ちょっとで済むかと思います。
ただし、「みんなが欲しかった!」シリーズ内では法改正・白書対策のテキストは出ておりませんので、推奨としては同じTAC出版から出ている「無敵の社労士」シリーズなどで補完するとよいでしょう。
「みんなが欲しかった! 社労士の教科書」の購入者の評判口コミ
やはり「社労士試験」勉強のメインになる本ですら、ボリュームはかなりありますね。本書の構造としては、「1:労働関係科目」と「2:社会保険関係科目」で完全に2分冊できる仕様になっています。つまり二冊に分割して、持ち運べるということですが、これは大変便利な点です。
また、「赤シート」がついていて、頁にのせると重要単語を隠せるので、暗記したりするのに便利です。
とにかく勉強法としては、本書のようなテキストを決めて、徹底的に読んで理解・暗記して、とにかく市販の問題集をどんどんこなして、苦手部分を無くしていくという手段が一番いいでしょうから、多くのテキストに惑わされてしまうのが一番よくないこだと思います。
恐らく本書は数ある市販テキストの中でも、特に信頼できるテキストのひとつだと思いますから、最新改正情報なども本書のウェブサイトで分かるので、私は中々いいテキストだと思いました。
「みんなが欲しかった! 社労士の問題集」の購入者の評判口コミ
毎年発売され、年々見やすく、わかりやすく、問題の構成、分量もよく、かつ持ち運びにも便利で言うことなしである。
最近の本試験、実に厳しい合格率が続いていて、受験生も自信を無くして、試験から撤退を考え始めている人も多くはないだろうか。その証左に、年々受験志願者が減っているし、実際の受験率も7割強程度、で、受かる人は100人中3、4人。これではいかに過酷な試験かを物語るものだ。
だが、真実はひとつ。決して諦めることはないと思うのだ。
いつの時代も、徹底した基本事項の理解と記憶、その前提での応用力、実務的センス、法的センスの錬成あるのみではなかろうか。
そんな時、このTACの問題集は適している。直前には模擬試験集も発売されるし、ツボという問題集も評判が良い。
問題集の演習こそ知識定着の最大のテキストでもある。受験生は、この問題集とテキスト、ツボだけで十分合格レベルに到達すると思う。
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こちらも先程の「みんなが欲しかった!」と同じTAC出版から出ているシリーズです。
※てか、TAC完全に社労士受験業界のポジションを取りに行ってる、、
特徴としては、基本テキストの構成が先程の「みんなが欲しかった!」が1冊(+入門書)に集約されていたのに対し、「よくわかる社労士」は各科目ごとで分冊販売されており、より深掘りした解説をしております。
なので、初めて社労士の勉強を勉強される方には少々ハードルが高いかと思いますが、受験経験者の方であれば4冊ある問題集を軸に弱点部分を各メインテキストで補完していく勉強法がよいかと思います。
なお、「本試験をあてる TAC直前予想 社労士」だけ書籍名が異なり「シリーズじゃないじゃん?」って感じになってますが、一応「よくわかる社労士」側では直前対策としてこちらを推奨してたので仲間に入れている次第です^^
「よくわかる社労士 合格テキスト」の購入者の評判口コミ
このテキストは、かつてのTACのハイレベルテキストというものだが、大きさや中身の濃さではピカ一だ。たしかに全科目を1冊にした厚いテキストや、それを分冊にしたものもあり、各社工夫を凝らしていて、受験生はテキストを選び難いのではなかろうか。
全科目を1冊で持ち運びたい人は、1冊で網羅したものを選択すればいいが、どうしても内容に片寄も出てしまうと思う。
分冊派というなら、断然、本書を全冊揃えて勉強したほうが良いと思われる。中身の詳細さ、試験傾向に沿った各種の規定、通達類の豊富さ、必須過去問記載、巻末資料集の至れり尽くせりの内容であれば、断然こちらのほうが良いと思った。
重要事項のポイント、問題、例題の記載は抜群に良い。
「よくわかる社労士 合格するための過去10年本試験問題集 」の購入者の評判口コミ
ユーキャンの過去問もボロボロになってしまったし、法改正もあるので、評判のいいTACの過去問を買ってみました。届いて早速勉強を始めましたが、感想は以下の通りです。
①2色刷りで見やすい
②答えが隣りのページなので、1問1問、自分の答えと照合しやすく、解説が頭に入りやすい!
③付属のブラインドシートが小さすぎる!
答えが隠しきれずに見えてしまって困ったので、100円ショップでA5のカッティングマットを買ってきて、ブラインドシートは捨てました。なんで、こんな微妙な大きさなんでしょうねー??
まぁ、ブラインドシートのことを除けば評判通りの良書であるのは間違いありません。
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こちらは資格学校で有名なLEC東京リーガルマインドが長年リリースしている名物シリーズです。
メインテキストは名前の通り試験に”出る順”に構成されており、重要なポイントを取捨選択してますので、効率よく学習を進めたい方にはちょうどよいテキストだと言えます。
ただし、逆に言えば網羅性が他社のテキストよりは若干劣る部分もありますので、出る順シリーズをメインテキストにするなら、辞書代わりになる全網羅系のテキストをサブで持っておいたほうがよいかと思います。
そういう意味では初学者の方が始める教材というよりは、別教材で一通り勉強された方が再度知識のビルドアップをする教材として重宝するかと思います。
なお、出る順のテキストを購入する場合、Amazon、楽天を含む通常の書店では定価販売となってますが、LEC東京リーガルマインドのオンラインショップだと全冊まとめ買いで若干の割引(3%前後)をやってますので、現金購入でまとめ買いをする方はLEC東京リーガルマインドのオンラインショップで購入するのがベターでしょう。
「出る順社労士 必修基本書」の購入者の評判口コミ
こちらは最近よく見かける、漫画で解説とか、キャラクターのイラストが多用されヒントを…などというものではなく、文字で淡々と解説する、ごくオーソドックスな作りになっています。なので、しっかり勉強しようという志の高い人が落ち着いて集中するためにはとても良いテキストだと思いました。何と言っても「出る順番」ということで重要なものから手を付けられることや、各項目ごとに、いつの試験で出題されたかのアイコンが記されているので、それが多いと頻出することがよくわかったり、比較的最近でたものかどうかなどの判断もつきます。
さらに、こういうテキスト本ではおなじみの、重要語句が赤系統の文字で印刷されていて、その上を付属の赤いシートで覆うやりかたでの学習も可能ですが、重要語句の文字の色が蛍光オレンジのような、やや薄めの色で印刷されているので、これに赤いシートをかぶせるとまったく見えなくなります。これは、普通の赤い色の印刷だと文字の輪郭が少し見えてしまって…ということを完全になくしたもので、細かい部分にいい配慮があると思いました。
「出る順社労士 一問一答過去10年問題集 1 労働基準法・労働安全衛生法・労働者災害補償保険法」の購入者の評判口コミ
社労士の「労働基準法」「労働安全衛生法」「労働社災害補償保険法」の範囲が詰まった一問一答本です。
まず、こういった過去問題集というのは
どれだけ早く、問題を解けるかの効率性が一番重要です。
極端に言えば、問題を読んで、何も考えずに解答を見る。間違えたとこだけ解説を読むを繰り返しスピーディーに何周も解くだけで難関試験も攻略できるのです。
効率よく一巡させるために、とにかくレイアウトと配置にこだわった本。
これ一冊で間違いなく、この分野は完璧にマスターできます。
他の分野もこのシリーズで揃えることをお薦めします。
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出版社 | ||
東京リーガルマインド | ||
書籍名 | 書籍のリンク | |
社労士 合格のトリセツ 基本テキスト【オールカラー&3分冊&講義動画つき】 | ||
社労士 合格のトリセツ 基本問題集【2分冊セパレート】 | ||
対象者 | ||
初級者向け | ||
全部揃えた場合の概算金額 | ||
約7,500円 | ||
おすすめ度 | ||
東京リーガルマインドの出る順シリーズが中上級者向けなら、こちらの社労士合格のトリセツシリーズはまさに初級者向けの社労士対策本シリーズとして位置していると思います。
シリーズと言うほど年度毎の書籍数は2冊とそれほどありませんが、メインテキスト(693P)は3分冊、問題集(548P)は2分冊出来る形式となっており、ボリューム的には結構あります。
またメインテキストはフルカラーで、かつ重要度マークやポイント解説などはじめて社労士の勉強をする方にはかなりとっつきやすい構成になってます。
なお、初学者向けの分かりやすい内容となっている反面、このシリーズだけで社労士試験の範囲を網羅出来るかはちょっと別の話になるかと思いますので、初学者の方の初動のテキストとしてこちらをまず1~2周こなして、その後に出る順シリーズに乗り換えて試験対策の練度を上げていくってスタイルがよいかと思います!
「社労士 合格のトリセツ 基本テキスト」の購入者の評判口コミ
社労士試験は、範囲が膨大で難しい用語が多く、挫折しそうです。
しかし、このテキストは最低限の骨格の部分が分かりやすい言葉でぎゅっと詰まっている感じがします。
初学者には、適切なテキストとお勧めです。
しかし、本試験ではこれの数倍の知識が問われます。その後「でる順」シリーズに移行しようと思います。
2021年8月の段階で2022年度版が発売されていたので買い増した。私は初学者ですが、他社の通信教育にて学んでいる中、通信のテキストの送付がしばらく中断する為、届くまでの間に試験範囲の全体をざっくり理解したいと思い購入しました。実際読んでみると、過去問に出てきた内容に関して説明しているページがなかったりと解説が絞られていると感じました。
この本だけで合格を目指すという方はいないと思いますが、その様な目的では購入はお勧めしません。しかし全体像を把握するにはポイントを絞られている点でお勧めします。
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出版社 | ||
U-CAN | ||
書籍名 | 書籍のリンク | |
ユーキャンの社労士 はじめてレッスン | ||
ユーキャンの社労士 速習レッスン | ||
ユーキャンの社労士 過去&予想問題集 | ||
ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集 | ||
対象者 | ||
初学者~中級者向け | ||
全部揃えた場合の概算金額 | ||
約1万2千円 | ||
おすすめ度 | ||
こちらは通信講座でおなじみのユーキャンが出している社労士対策テキストのシリーズです。
通信講座のほうは結構微妙な意見が多いんですが、市販のテキストのほうは結構評価が高いです。
基本テキストについては、1冊に全科目の内容を詰め込んだ1000ページ超えのボリュームとなってますが、3分冊(労働科目/社会保険科目/一般常識科目)することが出来るので、そこまでかさばらないサイズになります。
内容面については、↓の口コミにもありますが用語解説、補足がかなり細かく載ってますので、理解しながら何周かメインテキストをこなせばかなり実力は付くでしょう。
なお、法改正/白書対策は付いてないので、そちらは別の教材で補う必要がありますが、その手前までは十分持っていける教材だと言えるでしょう。
「ユーキャンの社労士 速習レッスン」の購入者の評判口コミ
社労士という職業上を学ぶにあたりその情報量の多さに目がくらむことになりますが色分け、文字の大きさ・太さ等が本当によくかんがえられた、非常に見やすい構成です。
そこへ用語解説・補足等がページよこに設けられており、さらにその脚注内容の関連ページも表記されていますので、確認を迷うことが少なくなり、自身の勉強ペースで効率よく前に進む事が出来ます。
そのままでは辞典のような厚さで物理的にページを捲り難かったりしますが三分割の分冊でそこも解消されます。
何度も前後のページを往復する作業になりますし、各章に集中する際”持ち歩き”にも助かる工夫でありがたいです。
「ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集」の購入者の評判口コミ
見開きで左に問題、右に解答と解説というパターンだが、赤シートを使って答えを隠しながらやれるので良い。
解説もまあまあ詳しく、ちょっと時間が空いたときにサッと解くのに良い感じだ。
大きさはポケットサイズで持ち運びにも便利になっている。
問題としては過去問からのものが多いが、若干過去問の内容を変えた予想問題のようなものも収載されている。
ただ膨大な範囲に渡る社労士の試験勉強内容を考えると若干物足りない感じもあり、労働と保険の2分冊にしてボリュームを上げてもらってもいいと思う。
さすがに「これだけ」というわけにはいかないが、いくつかあるこの大きさの見開き一問一答問題集の中でもやりやすい方だと思う。
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ザザッ~と社労士試験対策のシリーズ本をご紹介してきましたがいかかでしたでしょうか?
各社ごとに特徴があり、個人の好みも分かれてくる部分が大きいかと思いますが、個人的にはTACの「みんなが欲しかった!」「よくわかる社労士」の2つのシリーズが教材の網羅度、対策別テキストの充実度において1歩リードしていると感じてます。
まぁ、こういった資格対策本の場合、ネットの情報や口コミも参考になりますが、やはり自分の目で見て読みやすさ使いやすさを判断するのが一番だと言えますので、本記事の情報はあくまで参考情報として頭の片隅に置きつつ、まずは近くの書店で物色してみてください^^
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