社労士試験の合格率が低くなってしまう3つの理由

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資格試験を受験される方が気になる点のひとつとして、合格率が挙げられると思います。
社労士試験の合格率を調べてみると、これがまぁ相当低いです…

以下に過去20年分の社労士試験の合格率をまとめてみましたのでご覧いただきたいのですが、見ての通り1桁合格率の年がほとんどとなっており、平成27年度の試験に至ってはなんと合格率2.6%という過去最低の合格率となっております。。

■社労士試験の過去20年分の受験者数/合格者数/合格率の推移
年度 受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率
平成15年
(2003年)
51,689 4,770 9.2%
平成16年
(2004年)
51,493 4,850 9.4%
平成17年
(2005年)
48,120 4,286 8.9%
平成18年
(2006年)
46,016 3,925 8.5%
平成19年
(2007年)
45,221 4,801 10.6%
平成20年
(2008年)
47,568 3,574 7.5%
平成21年
(2009年)
52,983 4,019 7.6%
平成22年
(2010年)
55,445 4,790 8.6%
平成23年
(2011年)
53,392 3,855 7.2%
平成24年
(2012年)
51,960 3,650 7.0%
平成25年
(2013年)
49,292 2,666 5.4%
平成26年
(2014年)
44,546 4,156 9.3%
平成27年
(2015年)
40,712 1,051 2.6%
平成28年
(2016年)
39,972 1,770 4.4%
平成29年
(2017年)
38,685 2,613 6.8%
平成30年
(2018年)
38,427 2,413 6.3%
令和元年
(2019年)
38,428 2,525 6.6%
令和02年
(2020年)
34,845 2,237 6.4%
令和03年
(2021年)
37,306 2,937 7.9%
令和04年
(2022年)
40,633 2,134 5.3%

社労士試験過去20年間の受験者数/合格者数/合格率の推移

社労士試験は問題そのものの難易度が高いというのもこの合格率の低さに繋がっているのはもちろんですが、実は問題そのものの難易度以外にも合格率が低くなってしまう要因が大きく3つ隠されていると管理人は考えております。

本記事では、その社労士試験の合格率が低くなってしまう3つの理由について順に解説をしていきたいと思いますので、一緒に見ていきましょう。

【合格率が低い理由その1】年に1回の一発勝負の試験である

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専門的な知識が必要となる国家試験の中には、科目合格制度を設けている試験も少なくありませんが、社労士試験に関してはその科目合格制度はありません。

したがって、年に一度の一発勝負となります。

科目合格制度を採用している試験であれば、一度合格した科目は定められた年度までは受験が免除されるため、その分不合格だった科目に集中して取り組む事ができ、試験全体の合格率も多少は高くなる傾向になります。

代表的なものでは税理士試験が挙げられます。

税理士試験は複数ある選択科目の中から5科目(必須科目もアリ)選び、この5科目全てでそれぞれ60%以上の得点を取ってはじめて合格となるのですが、5科目同時に合格ラインを突破しないといけないという事はなく、何年かけても5科目合格すれば良いのです。

ですので、税理士試験の受験者は一発合格は狙わず、数年かけて試験合格を目指す方がほとんどです。

税理士試験も社労士試験と同じく年に一度ですが、科目毎に絞って勉強ができることもあり、それぞれ科目別の合格率は15%前後と、社労士試験に比べると倍近く合格率が高くなっております。

問題の難易度という点ではさほど差はないと思いますが、社労士試験は一発勝負という点で合格のハードルがグンッと高くなっています。

1年を通じて苦手科目を無くしていくのはもちろんですが、得意科目も取り漏れのないように学力をキープする事が必要となり、試験のハードルは国家試験の中でも上位の難易度と認識しておいた方がよいでしょう。

【合格率が低い理由その2】試験の対象となる科目数がかな~り多い、、

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社労士試験は試験の対象科目数が多いということも合格率を下げる要因となっています。
試験科目は大きくジャンル分けすると労働保険と社会保険の2つに分けられ、全8科目から出題されます。

労働保険関係科目
  • 労働基準法
  • 労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
社会保険関係科目
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

試験問題は上記8つの科目に加え、労務管理に関する一般常識と社会保険に関する一般常識を加えた10個にカテゴライズされています。

特に、労務管理に関する一般常識というのが非常に難問で、出題範囲が広く対策が取りづらいです。

これらの科目を1つずつ勉強するとしても相当大変ですが、試験合格を目指すとなると一気に全ての科目を勉強する必要が出てくるため、合格率も10%を割るような難解試験となっています。

【合格率が低い理由その3】「合格基準点」という試験制度がかなりのクセモノ

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管理人は社労士試験を合格するにあたり、一番の壁となるのがこの「合格基準点」だと考えております。

合格基準点とは、出題される各科目の中で、最低○点以上取らないと合格とならないという俗にいう足切り点があるというもの。

つまり、よくどの試験でもありがちな「得意科目で根こそぎ点を稼いでやるぜ!」という考えが通用しないということです。
どれだけ得意科目で点数を取っても、苦手科目がこの合格基準に達していなければアウトであり、極端に言えば、ある1科目だけ0点で他は全科目満点でも合格にならないんです。。

毎年、ある程度合格率と合格者数を調整するという理由で、救済措置が行われることもありますが、そこを最初からアテにしていては合格するのは厳しいでしょう。

救済措置といっても、本来は3点得点しないといけないところを2点でもいいことにしてくれるくらい微々たるものですから、自分の力で合格基準点をクリアしていく必要があります。

まとめ

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社労士試験の合格率が低い理由を管理人の目線でご説明させていただきましたが、結論として言えることは合格率自体はあまりアテにならないということです。

合格率という数値化できるものがあるがために、初めて受験される方はその合格率の低さから自信を無くしてしまうといったこともあるようですが、そんな数値はもういっそうのこと無視してしまいましょう!(ここまで解説しておいてアレですが…)

苦手な科目を作らずにしっかりと試験対策をして、過去問や予想問題等で7割の正解率を維持できるようになれば十分合格する事ができる試験なので、自分自身の学力を上げる事に注力し学習を進めるようにしましょう。

当日は「自分は絶対受かるんだ!」という強い気持ちを持って挑んで下さい!

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