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これから社労士試験の勉強に取りかかろうとしている方は「どういった勉強法で試験対策をやっていけばよいか?」という点は非常に悩ましいtところだと思います。
試験の勉強方法としては「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれかで検討されている方がほとんどかと思いますが、その中で一体どの勉強法が効率良く、かつ学習内容を身につける事ができるのか皆さん知りたいのではないでしょうか?
もちろん、いずれの方法でも合格できるまでの学力を身につける事は可能ではありますが、それぞれメリットとデメリットが存在します。
本記事では「独学」「通学講座」「通信講座」それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきますので、各勉強法の特徴を理解していただき、ご自身に合ったベストな勉強法を見つけて頂けると幸いです。
また、最後に各勉強法のメリット・デメリットを踏まえた上で、組み合わせを駆使したハイブリッド勉強法(勝手に命名)なるものも解説しておりますので、ぜひ参考に。
過去に資格試験を独学で勉強された事がある方であれば知識や学力をビルドアップさせる段取りや弱点を克服する方法、長期勉強のモチベーション維持方法などの合格への道筋がある程度描けるかと思います。
こうした独学の成功経験をお持ちの方は、合格実績のある教材や問題集を選択して試験対策を行えば、合格するための学力を身につけることができるでしょう。
また、すでに社労士事務所で働いている方などであれば、試験範囲で学習する内容や言葉などがイメージしやすい分、全く知識がない方と比べて理解のスピードが早いので、独学でも十分対応可能だと考えられます。
初めての事を勉強するときは最初のとっかかりが一番大変ですからね(汗
そこを既にクリアしているというのは大きなアドバンテージになります。
基本的に独りで学習していくため、不明点が出た場合に自分で調べて解決していく必要があるので、自分で考える力がつくのもメリットとしてあげられます。
逆に言えば、上記に該当しない方が独学で社労士試験を目指す場合、なかなか険しい道のりになる可能性が高い事を理解しておいて下さい。
あと、勉強計画を自由に調整できるため、自制が利かない方だと勉強そものが続かないことが往々にしてあります。
特に現在働いている方で仕事の後に勉強をしようと考えておられる方は、仕事を理由に勉強をサボりがちになり、最終的に全く手を付けなくなるといったことにもなりかねません。
自分の集中力に合わせた学習計画を立てられるというメリットがある反面、自分自身に厳しくできる方でないと勉強継続すら怪しくなってしまうので注意して下さい。
通学講座の場合、独学で挙げているデメリットの多くが解決できるため、独学では自信がない方や今まで独学での学習でうまくいかなかった方の選択肢としてはオススメできます。
また、相場20~30万円ともなる高額な受講料を投資することになるため、日本人によくある「元を取らないと!!」というもったいない精神(笑)で簡単にはサボれずモチベーション維持できるというのもポイントです。
あと、通学講座の最大のメリットと言えるのが「同じ志を持った仲間が近くにいる」ということです。
コミュニケーションを取れるようになれば、学習の進め方や情報交換なども出来ますし、今後、社労士資格を取った後のアドバイスなど試験勉強以外のことでも情報を得ることができますので、こういったことは他の勉強法では絶対に得ることができないポイントです。
ただし、通学講座で勉強する場合は絶対条件として「通えること」と「時間の融通が利くこと」が必要になってきます。
近くにそういった資格学校がない方はそもそも選択肢に入れることもできないですし、突発的に残業や休日出勤が発生するサラリーマンの方なども通学講座は不向きになってしまいます。
また、講義を受けただけで「勉強した気」になってしまう方も結構多いようですので、予習や復習を怠らないことが大切になってきます。
費用面や通学条件など、色々と制約はありますが、試験対策方法としての効果は非常に高いので、可能な方は選択肢として入れておくのも良いでしょう。
学習スタイルとしては基本的に独学と差はありませんが、通信講座の場合は合格実績のある教材と学習カリキュラムが揃った状態で勉強のスタートを切れますので、教材選びや学習の進め方に自信がない方にはちょうど良い勉強法と言えます。
また、最近の通信講座はほとんどが講義動画が見られるので、通学講座と同じように授業を受けながら学習ができる点もポイントだと思います。
パソコンを持っていなくてもスマホ、タブレット端末でも講義を視聴できるところがほとんどというのも嬉しいですね。
そして、独学と大きく違うところは「質問できる」「添削をしてもらえる」ということです。
不明点、問題点を自分で調べるのが苦手な方は質問サポートや添削指導をフルに活用すれば、効率も非常に良くなりますし、分からないところだらけでやる気がなくなるといったことも回避できます。
答えを間違ったまま覚えてしまうという事も減らせますからね。
ただし、これらのサポートも自分自身で学習しない限りは質問・添削自体が発生しませんので、継続して勉強するという強い意志が必要不可欠な点は独学と同様になります。
費用面は、教材費+学習サポート費が最低限かかってきますし、講義付きであれば+3~5万円は費用が増えますので、ある程度自己投資と割り切って予算を組める方でなければいけません。
あと、学習スタイルは独学に近いため、モチベーション維持は少々難点です。
モチベーションを維持できるかどうかが一番不安という方は通信講座よりも通学講座を受講し、半ば強制的に勉強する環境に身を置く方が後々のことを考えるといいのかもしれません。
「独学」「通学講座」「通信講座」のメリット、デメリットをそれぞれご紹介しましたが、これらの学習方法のうち1つを選んで勉強しないといけないという事は全くなく、それぞれの勉強法のイイところをピックアップして、自分のオリジナル勉強法(当サイトでは勝手にハイブリッド勉強法と命名!)を確立するのも良いでしょう。
というか、それが今の自分のスタイルに一番合ったかたちにはめ込めることができるのでオススメです。
「で、実際どんな組み合わせがあるんだよ!」と思われる方のために具体例を出してご紹介していきますね。
基本的には市販教材を軸に独学で学習をすすめていきますが、強化ポイント別で単科受講ができる講座で弱点を補っていく戦法です。
学習経験者、受験経験者の方であれば、この組み合わせが比較的安上がり、かつ効率的です。
単科講座名 | 受講料 |
重要過去問攻略講義 | 30,000円~ |
答練マスター講義 | 65,000円~ |
横断整理 | 18,000円~ |
ハイレベル答練 | 35,000円~ |
法改正対策講義 | 10,000円~ |
直前総まとめ講義 | 28,000円~ |
白書対策講義 | 10,000円~ |
公開模擬試験 | 5,000円~ |
講座コース名 | CDコース | DVDコース | CD+DVDコース |
基礎講座 | 37,800円 | 47,800円 | 57,800円 |
過去問講座 | 39,800円 | 48,800円 | 59,800円 |
直前対策講座(法改正対策編) | – | 10,000円 | – |
直前対策講座(年金総まとめ編) | – | 10,000円 | – |
直前対策講座(横断まとめ編) | – | 10,000円 | – |
直前対策講座(択一対策編) | – | 10,000円 | – |
直前対策講座(選択対策編) | – | 10,000円 | – |
直前対策講座(5編同時申込み) | – | 45,000円 | – |
メイン教材は比較的受講料の安い通信講座を受講し、問題演習などのアウトプットが不足しているようであれば市販教材でカバーする勉強法です。
通信講座のカリキュラムに沿った学習が軸になるので、初めて社労士試験を目指す方におすすめの組み合わせ。
投資費用が抑えられるという点も魅力のひとつです。
資格スクール名 | 講座コース名 | 受講料 |
LA(エルエー) | 講座社労士サクセス70コース | 99,000円 |
フォーサイト | バリューセット1(基礎+過去問講座) DVDコース | 97,600円 |
ユーキャン | 社会保険労務士(社労士)講座 | 79,000円 |
書籍イメージ | 書籍名 |
みんなが欲しかった! 社労士の問題集(TAC出版) | |
本試験をあてる TAC直前予想 社労士(TAC出版) | |
U-CANの社労士 過去&予想問題集(ユーキャン出版) | |
i.D.E.社労士塾横断整理問題集(i.D.E.社労士塾出版) | |
うかる! 社労士 テキスト&問題集(日本経済新聞出版社) | |
社労士V 社会保険労務士試験[解説付]完全模擬問題(日本法令出版) |
※各問題集については受験年度の最新版を選ぶようにして下さい。
「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれにおいてもメリットとデメリットがあり、一概にこの勉強法がオススメ!とは言い切れませんが、ご自身の学習経験値や予算、状況に応じて適した学習方法を選ぶのが一番であることは間違いありません。
まぁ、その自分に合う学習方法が分からないと言われてしまうと困りますが(笑)、本記事で挙げたそれぞれのイイところを組み合わせた勉強方法も参考にしていただき、自分に合った勉強法を見つけていただければと思います。
必要なモノを必要なタイミングで選んでいくことによって、より効率的に勉強を進めることも可能でしょう。
社労士試験の勉強法は、最初のメイン教材を何にするかがポイントになってきますので、本記事を参考にご自身にベストな選択をしてもらえると幸いです!
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