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資格試験の対策を行う上で重要な要素って何だと思いますか?
よい教材を選ぶこと、よい講師に教えてもらうと、もちろんそれらも重要ですが、一番重要な要素はダントツで
”モチベーション”
だと断言できます。
試験勉強はある種スポーツの個人競技の選手と同じ境遇だと考えており、対戦相手(試験)を分析し相手の弱点を責めるスキルを身に付ける、自身の弱点を極力少なくし戦いを有利に運ぶための戦略、戦術を練るといった具合にストイックに打ち込むことが出来る人がゴールテープを切ることが出来ると思います。
ストイックに打ち込むためには生半可な気持ちでは続かないことが多く、高いモチベーションを維持することで取り組むことが出来ると考えてます。
まぁ、言葉で言うのは簡単ですが
じゃぁ、どうやってモチベーションを上げてかつ維持すればいいの?
って疑問に対して、管理人の経験を踏まえて4つの提言を掲げさせて頂きますので、ヤル気スイッチがなかなか入らない方は要チェックです!(提言って書いてる手前やや偉そうな文体ですがそこはご了承を)
なお、モチベーション関連で色々とネットで調べましたが、「マズローの欲求5段階説」「マクレガーのX理論・Y理論」「ハーズバーグの動機づけ・衛生理論(二要因理論)」など、学術的に紐解かれた理論もありますが、本記事では“より単純に”かつ“多くの方がおられている状況を踏まえて”挙げさせていただきます。
※一応、各理論のリンクを記事最後の貼っておきますので興味のある方は参考にしてください^^
コイツいきなり何言ってんだ?って思われるかもしれませんが、そこはご安心を。ちゃんと説明します。
例えばですが、社労士試験の対策を以下の方法で行うことを想像してください。
勉強する行為は同じですが、そこまでに至る金額がBさんのほうが高いことが想像できると思います。
もし仮にAさんが途中で試験勉強をやめてしまった場合、数千円のマイナスとなってしまいますが、多くの方は「数千円ならまぁいいっかぁ」で済むと思います。
しかし、Bさんが途中でやめてしまった場合、通信講座によっては十数万円のマイナスになってしまい大きな損失を被ることになってしまいます。
これはマズローの欲求5段階説にもとづく話となりますが、ようするに人は「損をしたくない」という欲求が強ければ強いほどそれが推進力となり行動をする源になりえると考えられます。
※下図でいうところの「安全欲求」にあたると思われます
出典:週休5日からはじめよう
これを読んで頂いてる方は社会人の方も多いと思いますが、会社も同じと考えられ社員に給料を払わないといけないというリスクを常に抱えつつ、売上を伸ばしていかないといけない使命もあるので、そこが企業存続のモチベーションにもなってると考えられます(企業の場合はもちろん「安全欲求」だけではないと思いますが)
つまり、行動を止めることで大きな損失が出てしまう度合いが大きければ大きいほど行動する動機(止めない動機)になりえると言えますね。
もちろん、成長意欲の塊のような人だとそんなことしなくても行動しまくれると思いますが、多くの方が行動するための動機、きっかけを必要としているので、リスクの中に自分自身の体を置くというのも一つの方法として提案します。
※ただし大きすぎるリスクは身を滅ぼす危険があるのでその辺は十分考慮しましょう
人は何か新しいことを始める時って異様にテンションが高かったりしますよね?
「ダイエットを始める!」「筋トレを始める!」など始める前に色々と計画を練って数ヶ月後の自分を想像しつつ当初は取り組んだ方も少なくないでしょう。
しかし、3日坊主とはよく言ったもので、少しでも最初に立てた計画が崩れてしまうと
「あ~、無理。もういいや」
ってなってしまうものです。
試験対策も同じことが言え、やはり始める前に
など、1日のノルマだったりフェーズごとの期限を設けたりすると思います。
それ自体は非常に大事なことで必ずと言っていいほど実施する必要があると言えますが、重要なのは
「それ本当に実行できる?」
ということです。
全てが予定通りに行けばなんら問題はありませんが、予定外のことなんて生活していれば頻繁に起こることは想像に難くなく、社会人であれば仕事の繁忙期、付き合いでの飲み会などワナだらけと言っても過言ではありません。
そういったリスクヘッジをしない(していない)計画を立てた場合、挽回するのは至難の業であり、そもそもその局面に至ってしまった場合、多くの方が計画終了を選択することになると思います。
つまり、計画を立てる際はリスクヘッジを十分行いつつ、想定以上のリスクが出てきたとしてもカバー出来る余白を残しておくことが大事だと言えます。
ココでいう余白とは「時間(期間)」と考えてもらったらよいです。
想像してください。今まで最初に立てた予定通りに物事が運んだことってありますか?
私は全くありません(笑
それでも目的を達成できた方の多くが途中で計画の見直し、いわゆるリスケを行って再度軌道に乗せなおす作業を行っているからであり、取り戻すための期間やパワーを残していたからだと言えます。
なので、一発のリスクで破綻するような計画を作るようなことはせずに、やり直しが利く余白を踏まえて計画を作るようにしましょう。
なお、「そもそもどんなリスクが出てくるか分からない」って場合は、ざっくりと自分自身が思ってる1.5倍の期間を取るようにしましょう(私自身が大体そうしてますのでw)
※社労士の試験対策をされる方は以下記事で計画の立て方をまとめてますので参考にしてください
勉強をする人の動機は様々だと思いますが、資格試験の場合、資格を取ること自体が手段であってさらにその先に目的があることが多いと思います。
例えば、
といった感じで、現在置かれている状況からより良くなるための手段として資格取得を目指すこともあるでしょう。
しかし、計画当初はそういった未来の自分を想像しつつ取り組んでいくと思いますが、時間の経過とともに手段(資格取得)が目的に変わってしまい、例え失敗してしまったとしても「まぁいっか」といった感じで自分の中で勝手にリセットしてしまう方も多いかと思います。
※「目標レベルが下がる」=「自分自身へのダメージも軽くなる」といった感じです
先ほどの「提言その1」と被る話にはなりますが、現状から抜け出したい、すなわち今のリスクのある状況から脱出したいという思いが強ければ強いほどそれがモチベーションとなり行動活力につながると考えられます。
そして提言その3として掲げたいのはさらにその先の、
抜け出したあとのビジョンを明確に持ち続けることが大事
ということです。
ただし、ずっと頭の中でイメージし続けろってのも酷な話でそんなことしてたらノイローゼになってもおかしくはありません。
なので、例えば部屋の中に常に見える位置に「絶対に社労士資格を取って独立起業するぞ!」とデカデカと書いた紙を貼っておき、目障りなくらい意識させるような環境を作るのが手っ取り早いかもしれません^^
こんな感じで
原始的な方法ではありますが、視覚的に入ることで意識を想起する効果がありますのでおすすめです。
まぁ、もっと別の方法でもよいですが、ようするに「初心忘れるべからず」が維持できる状況、状態がモチベーションを維持するうえで大事だと言えます。
これまでの3つの提言を実行していればおそらく4つ目は必要ないとは思いますが、多くの方は勉強する行為=苦痛をともなう行為と刷り込まれており、続ければ続けるほど逃げ出したくなる思いに駆られるかと思います。
勉強は個人競技であるがゆえに続けるも辞めるも個人の自由なので、それが苦痛をともなう行為であれば辞めたくなるのも当然と言えば当然です。
これだけだとネガティブな話で終わってしまいますが、そういった状況に身を置いている方同士が繋がっているとお互いを励ましあったり出来ますし「コイツも頑張ってるからオレも頑張ろう」って気にもなると思います。
また、自分の目標を成しえた方と繋がっているのであれば、同じ道を歩まれた方ならではのアドバイスも仰ぐことも出来るでしょう。
ただ、なかなかそういった境遇に方とお知り合いになる機会は少ないかもしれませんが、幸いなことに今の世の中にはSNSという超強力なツールがあるため、そういった仲間と比較的簡単に繋がることも可能となってます。
なので、目標達成のためのモチベーションを維持させたい方は前もってそういったアカウントと繋がっておく、コミュニティに入っておくといった行動を行っておくのが吉です。
ちなみに最近では資格学校などで独自でSNSのグループを持っていたりと比較的容易に勉強仲間と繋がれる環境を用意してくれているところも増えてきてますので、そういったツールはどんどん活用していくようにしましょう。
モチベーションを上げる、かつ維持させる提言として4つご紹介してまいりましたが、参考になりましたでしょうか?
そもそもの話、初志貫徹でモチベーションなんか気にせずに突き進めれる方も中にはおられるとは思いますが、あくまでもレアケースであり多くの人は逃げる口実を作ってしまう生き物だと考えてます。
そういった逃げ口を無くす、見えなくする対策として本記事の提言がお役に立てれば幸いです。
最後に提言のまとめと導ける行動を挙げておきますので、モチベーションが下がりそうな時はぜひ本記事を読み返してください!
なお、これからの時代(特にアフターコロナ)においての学習環境の在り方について以下の記事でまとめておりますので、こちらもあわせて参考にしてください。
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